2024/02/10 18:11

オンラインショップのギフトセットに続けてウッドクラフトを加えました。
『百年ケヤキの箸置き』と『クルミのちびフォーク』
どちらも日常の食卓で使う道具です。

手の平に収まる小さなモノですが、もともと森では見上げるほどの大木だったはずです。
特にケヤキ材は、幅の広い一枚板だったので、かなりの樹齢だと思います。
クルミ材も20年以上前に、椅子などを作ったときの端材で、捨てることなく大事にストックしていた木材です。
北見地方の山から切り出されたとても美しい木肌のクルミです。

まずは寸法を決めて、ノコで切ってカンナで削ります。
さてここからは、木と相談です。
削っては眺める、また削って眺める。
それを繰り返すうち、その木にピッタリの形が、不思議と決まってきます。
あとはひたすらサンドペーパーで、さすってさすってさすります。
荒い目の番手から、だんだんと細い番手のサンドペーパーでさすっていきます。
日々使っていて、違和感のない心地良い手ざわり感が最終仕上げ地点です。

椅子も、テーブルも、大きなキャビネットも全ての家具が、念入りにサンディングして完成します。
長年木をさすって来て思うのは、大きな家具よりも小さなクラフトの方が

『さすらさる。』のです。(笑)
北海道弁の、この表現が一番しっくりとくるのです。
小さいから手先に集中して無心でサンディングできるのです。

木目美しく、手で触れて心地良いウッドクラフトを、丁寧に作りました。
ぜひ手にとって確かめて見ていただけたら嬉しいです。

家具工房KATSU katsu